ウィルス対策, スライダー

2010年2月のウイルス対策ソフトランキング、NOD32がトップ、無料のMSE、AVG、AntiVir、Avastは高評価

 

2010年2月付けの気になるウィルス対策ソフトの検出率テストのランキングがSRIインターナショナルより発表されました。パッと見てわかるとおり、個人利用にかぎり無料で利用できる対策ソフトについてはあいかわらずの好成績を残しています。今回よりランキングデータの取得方法が変わったため、パソコンテクニカルショップ アイエヌジー責任編集としてお伝えします。

【2011年3月1日更新】

2011年前期向、2010年総合評価・比較ランキングNo.1ウィルス対策ソフト系列サイトである「ウィルス対策研究所」にて、本年度向けのウィルス対策ソフトの評価・比較ランキングのエントリーを掲載しました。

2010年の中でも、ランキング順位はかなり変動しています。

興味をお持ちのかたは、以下のリンクからご一読下さい。

2011年前期向、2010年総合評価・比較ランキングNo.1ウィルス対策ソフトが発表!

また、無料のウィルス対策ソフトの評価・比較・ランキングが気になる方は、ウィルス対策研究所の以下のぺージをもご覧下さい。

2010年向け、世界四大無料ウィルス対策ソフト「Avast」「AVG」「Avira」「MSE」の比較評価・ランキング

これら無料のアンチウィルス対策ソフトの2011年度のデータについても、ウィルス対策研究所にて近日ランキング・評価・比較を掲載する予定です。

 

それでは、バレンタインデー記念のランキングデータを御覧下さい。

◆ウィルス対策ソフト 検出精度ランキング 一覧 (2010.02.14)

順位→検出率→検出ミス数→ソフトタイトル→メーカー→国→サイト
→その他情報:国内販売元、ダウンロード先、Amazon.co.jpの購入者レビュー等
※グローバルなランキングデータのため、日本での利用環境を含めて解説しています。
※検出エンジン・アルゴリズムを重視し、一部名称等を簡略化しています。
※実際の軽快性などの使用感はレビューがかなり参考になります。

  1. 100%→1→NOD32→ESET→[スロバキア]  →www.eset.com
    【有料】:順位上昇。日本ではキャノンITSが販売元。世界で初めて軽快な動作感を売りに。
    @サポート現場の声:一時期すり抜けが多かったですが、バージョンアップが進み検出率が向上
    相変わらず海外では人気のある対策ソフトです
    Amazonレビュー等→ESET NOD32アンチウイルス V4.0
  2. 100%→1→Webwasher-Gateway→Secure Computing→[アメリカ]  →www.securecomputing.com
    【企業向け】:現在はマカフィーとなり、製品は一般向けではありません
  3. 92%→102→Ikarus→Ikarus Security Software→[オーストリア]  →www.ikarus-software.at
    【有料】:更新パターン・エンジンなどは無料で提供されますが、国内では実質不向き
  4. 90%→128→Microsoft Security Essentials(MSE)→Microsoft→[アメリカ]  →www.microsoft.com
    【無料】:順位上昇↑ ご存知マイクロソフトの無料製品。2009年秋より正式に無料でリリース。
    @サポート現場の声:ここ半年で一番紹介率の高いソフト、Windowsのマイクロソフト製品なので安心
  5. 89%→131→AntiVir→Avira→[Germany]  →www.free-av.com
    【無料】:安定的上位。性能と扱いやすさ、傘のマークのデザインで日本でも人気。
    @サポート現場の声:早くから無料利用を売りにしてきただけあり、ウィルスデータやノウハウの蓄積高し
  6. 89%→141→カスペルスキー→Kaspersky Lab→[ロシア]  →www.kaspersky.com
    【有料】:上位維持。世界的に人気。国内では一太郎のジャストシステムが販売
    @サポート現場の声:従来から検出率で評判高いですが、やや上級者向けか?ライセンスが少ない
    Amazonレビュー等→Kaspersky Internet Security 2010 1年版 鷹の爪コラボパック
  7. 88%→146→BitDefender→BitDefender Inc→[ルーマニア]  →www.bitdefender.com
    【有料】:日本でも提供あり、海外では人気あり
  8. 88%→149→AVG→Grisoft Inc→[チェコ]  →www.grisoft.com
    【個人利用に限り無料、有料の高機能版もあり】:完全日本語版が提供されてからも成績は安定的
    @現場の声:AntiVirやAvastよりスパイウェアのすり抜けは多いように思います
  9. 88%→151→Sophos→Sophos Labs→[United Kingdom]  →www.sophos.com
    【有料】:欧州企業などで導入率高し、法人向け
  10. 87%→160→Dr. Web→[ロシア]  →www.drweb.com
    【有料】:海外ではクモのマークでおなじみで、人気は低くはありません
  11. 87%→167→F-Prot→Frisk Software International→[アイスランド]  →www.f-prot.com
    【有料】:Windows用もありますが、需要はLinuxやサーバー用途向きで、日本ではケイアイエスユー社が提供
  12. 87%→167→F-Secure→F-Secure Corporation→[フィンランド]  →www.f-secure.com
    【有料】:海外で人気高く、日本でも徐々にユーザーが増えているようです。
    @サポート現場の声:効きはとても良いですが、検出後の処理にやや重さを感じます
    Amazonレビュー等→エフセキュア インターネットセキュリティ 2010 3PC 1年版
  13. 86%→171→Authentium→Authentium→[アメリカ]  →www.authentium.com
    【有料】
  14. 84%→193→G Data→G Data Software AG→[ドイツ]  →www.gdata.be
    【有料】:軽快さが売り、日本でも提供、今後の注目株か?
    Amzonレビュー等→G Data インターネットセキュリティ 2010 3年版/1台用
  15. 84%→198→Avast! ALWIL Software→[チェコ]  →www.avast.com
    【個人利用に限り無料、有料の高機能版もあり】:安定した順位と人気、他のソフトに押され気味か?
    @サポート現場の声:MSE登場までは、これもおすすめでした
  16. 84%→201→Norman→Norman Inc→[ノルウェイ]  →www.norman.com
  17. 83%→213→CAT-QuickHeal→Quick Heal Technologies→[インド]  →quickheal.co.in
  18. 83%→215→VirusBuster→VirusBuster Ltd→[ハンガリー]  →www.virusbuster.hu
    【有料】:日本で有名な”ウィルスバスター”とは別の製品です
  19. 82%→219→VirusBlokAda Ltd→[ベラルーシ]  →www.anti-virus.by/en
  20. 82%→223→Fortinet→Fortinet Inc→[アメリカ →www.fortinet.com
  21. 82%→228→Rising→Beijing Rising International Software→[スイス]  →www.rising-global.com
  22. 82%→230→ウィルスバスター→トレンドマイクロ→[アメリカ]  →www.trendmicro.com
    【有料】:テレビCMでかなりおなじみに。もともと企業や個人でも導入率高し。1本で3台使えるのはお得
    @サポート現場の声:いまでも更新を続けてる人は少なくありませんが、おすすめはしていません
    Amazonでのレビュー等→ウイルスバスター2010 3年版
  23. 81%→232→eTrust-Vet→Computer Associates→[アメリカ]  →www.ca.com
    【有料】:以前はマイクロソフトとタッグを組んでいました
  24. 81%→232→AhnLab-V3→AhnLab→[韓国]  →www.ahnlab.com
  25. 80%→253→Panda→Panda Security→[スペイン]  →www.pandasecurity.com
    【有料】:海外では人気あり
  26. 80%→255→ClamAV→SourceFire→[United States]  →www.clamv.net
  27. 79%→265→マカフィー→マカフィー→[アメリカ]  →www.mcafee.com
    【有料】:メーカーパソコンなどのバンドル品として意外と導入率は低くはない。現在はWebセキュアサービスへ移行か
    @現場の声:完全に無料ソフトに押され気味、かつ順位は常に低い傾向が
    Amazonレビュー等→マカフィー インターネットセキュリティ 2010 2年版 マカフィー インターネットセキュリティ 2010
  28. 79%→266→TheHacker→Hacksoft→[ペルー]  →www.hacksoft.com.pe
  29. 78%→275→ノートン→Symantec Corporation→[アメリカ]  →www.symantec.com
    【有料】:日本でもおなじみ。最近ウィルス対策していたブログサイトが感染し90日無料版を提供した経緯が
    @サポート現場の声:以前からおすすめはしていません
    Amazonレビュー等→Norton 360 バージョン 3.0 USB

 


無料で利用が可能なMicrosoft Security Essentials、Avira AntiVir、AVG、Avast各製品の順位が安定的なのはうれしいことです。やはり、無料利用で他社よりも早く広く検体を集めることができることが勝因ではないでしょうか。

TVCM、雑誌広告などで見かけたり目にするウィルス対策ソフトが順位の上位にくることはほぼ稀であり、メールやインターネットなどの一般利用ではそういた有料ソフトに更新料を支払い続けるのには疑問が感じられます。有料のものには、電話がつながる、つながらないを無視すればサポートを受けることはできるメリットはありますが、その点がコストに跳ね返っていることも性能への影響と考えられます。

ウィルス対策ソフトの更新時期を控えてるかたや、今使っているソフトのきき具合に不安をお持ちの方は無料対策ソフトの導入を検討されてみてはいかがでしょうか?

こちらからマイクロソフト セキュリティ エッセンシャルズを無料ダウンロードすることができます。
http://www.microsoft.com/Security_essentials/default.aspx

 

 


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