国府宮はだか祭りの特徴のひとつと言えば、あの竹笹に結ばれたカラフルななおいぎれだと思います。
なおいぎれ、正確には「儺追布」は、まさしく”難を追い払う”の意味があり、沿道や参道ではだか男から布をさいてもらう光景はよく目にします。
さて、このはだか男(裸衆)にとってはマストアイテムななおいぎれ、その制作方法をご紹介します。
ベースとなる布は、稲沢市内や近隣の呉服店やスーパーなどで一枚100円~で入手できます。
おすすめなのは、稲沢の地元のはだか祭り常連さんがこよなく愛する中本町の「さはし呉服店」さん!
こちらでは、通常出回っている派手めのカラーだけではないオリジナルななおいぎれを販売されています。
水玉など、ここでしか手に入らない色もありますので要チェックです。
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さはし呉服店
愛知県稲沢市稲葉3丁目4−21
TEL:0587-32-5135
さんの肝心な製作方法ですが、肝心なのはまずその”長さ”。
ハチマキのちょうど半分を正式な長さとします 。
正確な寸法は、一カ月を一寸とし、それを一年で一尺二寸とします。
ここで、重要なのはうるう年の場合。
閏年に限っては、一尺三寸となりますので要注意です。
そして、かなめの願い事の記入方法については上の画像のようになります。
寸法通りに用意した布を正面からみて縦長方向に据えます。
まず上部に横書きで「奉納」と右から左に書きます。
笹に巻き込むので関係ないといえばそれまでですが、神様に奉納するものなのできちんとセンタリングはしてくださいね。
旧式の日本語表記となり、実際の見え方としては「納 奉」となります。
次に、その奉納の文字のセンターから真下方向へ縦書きで「尾張大國霊神社」と記入します。
よみかたは「おわりおおくにたまじんじゃ」、 つまり国府宮の正式名称です。
そして次に、その右隣に願い事を四文字熟語系で記入。
よくあるあたりでは、「健康成就、家内安全、商売繁盛、安産祈願、合格祈願」などでしょうか。
長々と願い事を書き込むのもよいかもしれませんが、たいていは『神様はたくさんの人の願い事を要求されるからシンプルにしないとめんどくさがられてスルーされるぞ』などとちゃかされること請け合いです。
そして、願い事をきちんと書き終えたら、今度は”尾張大國霊神社”の左側に、以下の通りに縦書きにて自分の情報を書きこみます。
- 干支
- 氏名
- 性別
- 数え年(※)
※数え年については、生まれ年を一歳として計算しますので、早生まれの人を除いて、多くの人は満年齢+2歳となると思います。
また、この左側に自分の”住所”を書き込む地域もありますが、ほとんどの場合文字間隔の限界に近づきスペースがなくなってしまいますので余裕があればどうぞ。
●干支の漢字の参考
- 子 ね
- 丑 うし
- 寅 とら
- 卯 う
- 辰 たつ
- 巳 み
- 午 うま
- 未 ひつじ
- 申 さる
- 酉 とり
- 戌 いぬ
- 亥 い
上述のさはし呉服店さんでも書き方の見本を配布されています。
それでは、参加者の皆様が神男にタッチできるようご健闘をお祈りいたします。
今年も参道でお会いしましょう^^b
「このまちをデザインする」をモットーに、日本のほぼど真ん中、愛知県の最西、すでに半生を過ごしたここ稲沢市を中心にエヴリデイ東奔西走中!
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