2008.10.28
総務省によると、2011年に完了する地上デジタルテレビ放送への切り替えに絡んだ工事の斡旋や受信料名目で現金をだまし取る詐欺行為が27件報告されているそうです。
鳩山邦夫総務相により、同日の閣議後会見にて国民にむけて注意が呼び掛けられました。
詐欺行為の手順は以下のような例があります。
- 直接自宅へ訪問してきた地上デジタルテレビ施工技術者と名乗る者が、切替え期限が迫っていると脅し工事を強く斡旋し、そのまま現金を受け取って何もせずに退去する。
- 地上デジタルの受信には追加の特別受信料が必要として現金を振り込ませる振り込め詐欺。
- 追加アンテナが必要と無駄な工事を斡旋する事例。
実際の地上デジタルテレビ受信は、非常に簡単な設備で実現します。
1730.jpとして当サイトからのアドバイスは以下の通りです。
- 今利用しているテレビ、とくにブラウン管テレビでもTVゲームが接続できる機種ならほぼ100%地上デジタルに対応します。
- なぜなら、地上デジタル受信機はあらゆるテレビの接続に対応しているからです。
- より鮮明できれいな放送を見たいと思う場合、いわゆるハイビジョンといった液晶パネル(プラズマ)テレビでの視聴となります。
- 地上デジタル放送の受信には、アンテナ設備は不可欠です。
- ただし、地上デジタルはUHF帯(今の35チャンネル:中京テレビや25チャンネル:愛知テレビ、33チャンネル:岐阜テレビなど)を使えますので、だいたいのご家庭では、そのまま既存のUHFアンテナが利用できるか、もしくはブースターといわれるUHF増幅器を利用することで受信できることが多いです。
- いずれも、アンテナ自体は1万円以下、ブースターも数千円のもので、おそらく電気工事業者を呼んだ場合はその作業費の方が高くなるでしょう。
- 宅内のアンテナ線は、ほとんどの場合そのまま旧来のものが利用できるはずです。
特に、この稲沢市、祖父江町、平和町エリアにおいては、受信対策としてのケーブルテレビの普及や集合アンテナの共同設置管理が進んでおり、台風被害などを理由に屋根の上に既設してあるアンテナ設備の撤去工事が進められているケースがあります。
こうした場合、たとえ液晶テレビを導入することになっても、ケーブルテレビや集合アンテナが地上デジタルに対応していない場合、もう一度屋根の上にアンテナ工事をする必要が出てきますので注意が必要です。
地上デジタルは、アメリカが先駆けて切り替えを済ませていますが、普及のために国策事業として数千円で受信機を販売させる施策が進められいます。
日本でも2010年あたりには、ただ同然で配られる可能性もなくはありません。
基本的な情報を知っていれば、悪意のある勧誘・詐欺にかかることを未然に防げます。
「このまちをデザインする」をモットーに、日本のほぼど真ん中、愛知県の最西、すでに半生を過ごしたここ稲沢市を中心にエヴリデイ東奔西走中!
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