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2009年の振り込め詐欺被害が前年比7割程度減少、しかし新手の詐欺増加中

2010年1月、警察庁発表により、昨年2009年の1年間に日本全国で発生した振り込め詐欺の事件件数は7340件、被害総額が95億7912万円ということがわかりました。2008年と比較し、件数では64.2%の減少、被害総額では65.3%まで減少しています。と同時に、検挙率は77.2%と2008年より50ポイント以上伸び、検挙人数は助長犯をあわせると3512人と過去最多となっています。

警察庁の安藤隆春長官は、「警察官などをかたる訪問型のオレオレ詐欺事案も各地で発生し、日本人のみならず中国人等の検挙も相次いでいる。予断を許さない情勢にある」として、その一方で、警察官を名乗ってキャッシュカードを騙し取るなどの新たな手口も使われていて、警察庁は引き続きATM(現金自動預払機)での利用者に声をかけるなど対策を進める方針を進めていくとのことです。

一般に、振り込め詐欺というとオレオレ詐欺などの電話によるケースが多いイメージがありますが、近年では直接顔をあわせたパターンも急増しているようです。ここ稲沢や一宮などの尾張エリアでは「中部電気保安協会」の名を語る集金詐欺事件が多発しています。
その他に、稲沢で実際にそうした詐欺に遭遇したケースとしては、稲沢市役所水道課を名乗ったり(正式には「稲沢市上下水道部水道業務課」)、敷設が推進されている下水道や浄化槽に絡んだ被害も聞き及んでいます。

こうした詐欺被害への一番の対応策は、その手口に関する情報をどれだけ共有できるかにかかっています。そうした実際に遭遇した詐欺(被害の有無別なく)についての情報をお持ちでしたら、ニュース!1730までお寄せください。

◆参考サイト

 

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